【番記者の視点】東京V 「日々の繰り返し」がもたらした21年ぶり、J1での4連勝_日本シリーズ 引き分けの場合
◆明治安田J1リーグ ▽第31節 東京V2―0鳥栖(22日・味の素スタジアム)
東京Vがホームで最下位の鳥栖に2―0で勝利し、視点2003年第1ステージ以来、東京日本シリーズ 引き分けの場合21年ぶりのJ1での4連勝を決めた。V日
J1残留へ死に物狂いで戦いに挑んできた相手に、々のがもたらした21りJ1での4前半19分にMF山田楓喜が直接FKを決めて先手を奪うと、繰り後半は押し込まれる時間もあったが、年ぶハードワークや球際への激しいプレスなどを惜しむことなく繰り返し、連勝後半36分のMF翁長の追加点で勝負を決めた。番記返し日本シリーズ 引き分けの場合城福浩監督も「難しい試合をみんなが理解しながら、視点我々がやってきたこと、東京やるべきことをしっかりと選手がやり通したことで、V日勝ち点を伸ばすことができた。々のがもたらした21りJ1での4選手の進歩を感じることができた試合」とたたえたように、繰り我慢の時間があっても、年ぶ最後は勝利を引き寄せる戦いは、J2で戦った昨シーズン、10戦無敗で締めくくった終盤戦のような盤石ぶりだった。
順位も6位をキープし、さらに次節敵地で対戦する5位G大阪とは勝ち点2差、4位鹿島とも勝ち点3差にまで迫った。開幕前に指揮官が唯一目標に設定してきた「残留」どころか、東京移転後シーズン最高順位だった2003年の年間8位を上回る勢いだ。その要因について、指揮官は「日々我々がやるべきことをやって、他よりも厳しい練習をやって、高いレベルの競争をやって、ピッチに出た選手がやるべきことをやる。この繰り返しでしかないです」と言い切った。
その言葉を聞いて、ふと思い出したのは、1月の新体制発表会での城福監督の言葉だった。
「成長の余白は、J1の中で一番あるクラブなんじゃないかなと思う。トレーニングとゲームの中で日々成長していって、今までのJ1の試合数の経験ではなく、若い選手たちが成長していって対等に戦える。そういう試合が増えていけば、おのずと目指すような結果になってくると思う。とにもかくにも、個人、チームが成長すること。それが一番大事」
たしかに、シーズン途中で3バックに変更して守備が安定したことや、FW木村やFW山見のなどの得点源がいることも間違いなく大きい。ただそれ以上に、開幕時点でJ1で平均年齢最年少だったクラブにおいて特定の誰かに約束されたポジションはなく、山田楓が「ひとりひとりが成長したいと思っているからこそ、このチームに来た」と話すように、ピリッとした空気の中、次の試合に出るためのギラギラ感が伝わる日々の練習が土台になっていることは間違いない。
指揮官も「相手が優勝争いをしていようが、残留争いをしていようが、我々には関係ないこと。我々が日々何をしなければいけないか、その試合で何をしなければいけないか、何を目指すのか、何を示したいのか、これに尽きると思います。これをみんなが共有しながらやる。与えられた時間、やるべきことを全て出すというところに集中できているところが、成長を感じられる一番大きなところだと思います」と強調する。誰も想像できなかった曲線を描いている今、残り7試合でどんな成長を見せてくれるのか。J創設期の93、94年に2連覇し、95年の2位以降、最高順位は96、99年の7位。日々の練習を積み重ねた先に、クラブ史に新たな1ページが加わっているはずだ。(東京V担当・後藤亮太)
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